津波予報データベース

作成したこれらの津波予報データベースを、過去の観測値と予測値とを比較します。まず、予測地点周辺の水深データの中で、予測地点から伝播時間が同じ地点を結びます。ですから、シミュレーションで出た予測点の到達時刻に、予測点から岸まで津波が伝わる時間を加え、津波到達時刻を算出しています。津波を観測した139個の事例について、高さを見てみますと、検潮所における津波の観測値と、データベースの予測値とを比べ、比の平均1.2程度だったということです。 地点の津波高の推定ですが、高さの予測の方法に基づいて、沿岸から15キロメートル沖合いに、離れた予測点までの「津波シミュレーション計算結果」と、これに「グリーンの法則」を使って、岸に届いたときの津波の高さを計算して使っています。そして、予報区内の全予測点において、岸までの到達予想時刻を計算します。また、津波の到達時刻ですが、水深の浅い岸付近においては、津波の到達予想時刻は誤差がわりと大きいです。 津波伝播図ができえば、予測地点から沿岸まで、津波の伝播時間がどれくらいかかるかがわかります。例としては「大津波、何メートル」と言うように発表されています。そのなかで一番早いものを予報区へ津波到達予想時刻として発表します。 到達予想時刻の計算の方法です。これを繰り返すと、津波の伝播図が作成できます。ですが、津波は、地形の影響によって、その高さも大きく変動してくるので、津波警報や注意報で発表された高さと比べ、実際はより大きな津波になる可能性もあります。